窓のそとで、日本がひかってた夜

数年前のこと。

うさブタね、
はじめて飛行機で台湾へ行ったんだよ ✈️

ひさしぶりの海外。
はじめての台湾。

いろんな景色を見て、
おいしいものをたくさん食べて、
胸いっぱいの旅だったの。

目次

まっくらな夜の出発

そして、いよいよ帰国の日。

台湾からの飛行機は
夜中の出発だったよ。

空港を出るころには、
空はすっかり真っ暗。

離陸して窓の外を見ると、
台北の街のあかりが
きらきら広がってた。

「またね、台湾」

心の中でそっと手を振って、
うさブタは機内で眠りについたの。

目が覚めたそのとき

どれくらい眠ったのかな。

ふと目が覚めて、
なんとなく窓の外を見たんだ。

………。

え?

日本の夜が広がってた

そこにはね。

キラキラ、キラキラ。

どこまでも続く
街のあかり。

もう日本の上空だったんだよ。

九州のあたりから、
飛行機はぐんぐん進んでいく。

その下で、
夜の街が光ってた。

まるでね。

大きなイルミネーションみたいに。

光で浮かびあがるかたち

でもね。

ただ綺麗なだけじゃなかったの。

その光の並びが――

日本列島の形を
そっと浮かびあがらせていたんだよ。

「あ……日本だ」

胸の奥が、じんわりあたたかくなった。

空の上で思い出したこと

そういえばね。

昔、読んだことがあったんだ。

宇宙から見た夜の地球で、
日本列島だけが
龍みたいに光って見えるって。

まさに、そんな景色。

宇宙じゃなくて、
飛行機の窓からだったけど。

ちゃんと、
あの話を思い出す光景だったよ。

忘れられない夜景

うさブタは飛行機が大好き。

何度も乗ってきたけれど、
あんな景色に出会えたのは
あの夜がはじめて。

だからね。

いまでも、
心に残ってるんだ。

深夜便の小さなごほうび

飛行ルートによっては
見えないこともあるかもしれないけれど。

もし海外から
深夜の飛行機で帰るときは――

ちょっとだけ窓の外を見てみて。

思いがけない
きらきらのごほうびに
出会えるかもしれないよ

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