こんにちは。
うさブタです。

いよいよ諏訪大社上社の本宮へお参りに行くよ。
◆北参道鳥居へ向かっていく人々◆

まずは、『本宮四之鳥居』をくぐって
『本宮二之鳥居』を目指して歩いていったんだけど
観光に来た多くの人は
『北参道鳥居』に向かって歩いていくんだよね。
でもねぇ…。
そっちは表参道じゃないのよ・゚・(ノД`)
◆諏訪大社上社・本宮には参道が2つ◆

本宮には基本的に2つの参道があるの。
それは
北参道
と
南参道
どっちが表参道?
案外と地元長野県の人でも
どっちが表参道か知らない人も多いんじゃないかな

いや
どちらかというと表参道を勘違いしている。
”北参道”が表参道だってね。
でも
これは厳密にいうと違っているの
本宮の表参道は、南参道なの。
◆原因は本宮の鳥居の配置⁉◆

神社の鳥居って、一般的には
参道から一の鳥居、二の鳥居、三の鳥居ってな具合に並んでいるよね。
たまに例外もあって
三の鳥居、二の鳥居、一の鳥居ってのもあるけど…
まぁ通常は
鳥居を順番にくぐっていけば
神社の本殿に辿り着くというシステムになっていることが多いと思わない?

ところがです!
諏訪大社上社・本宮の鳥居の配置は他とは全く違うの
一の鳥居、宝殿、二の鳥居、三の鳥居、四の鳥居
なぜ一の鳥居の次に宝殿???
さらにこの鳥居たちは直線状に並んでいない
一般的な鳥居の配置と比べると点でバラバラの配置になっているんだよね。
なんというか
T字に並んでいるというか
トの字みたいに並んでいるというか…。
正直、どれが一の鳥居で二の鳥居かなんて
よく分からない

一の鳥居から順番にくぐってお参りしよう♪なんて思ったら大変!!!
あっち行ってこっち行って
また戻ってみたいな感じになちゃうわけ。
そもそも
どの鳥居が一の鳥居なんて良くわかないしね。
◆北参道鳥居をメインゲートだと思ちゃう理由◆

神社に詳しければ
きっと形を見たりしたら
どれが一の鳥居で、どれが二の鳥居って
鳥居の格式がわかるかもしれないけど
ふつうはわからないよね。
だから、
とりあえず大きい鳥居が一の鳥居だ!
な~んて思うじゃない。
本宮の『北参道鳥居』がまさにソレ
お土産屋さんが並んでいるし
鳥居も本宮で一番大きいから
あれが一の鳥居でしょ!
ってな感じでね
『北参道鳥居』へと向かって歩いていっちゃうわけよ。
◆表参道はどこ◆

『北参道鳥居』は2003年(平成15)に造られた新しい鳥居。
”北参道”自体が諏訪大社の歴史からすると新しいの。
太平洋戦争の最中につくられているらしいからね。
そうえいば
しばらく本宮をお参りしていなかったら
突然、巨大なコンクリートの鳥居が建っていて
ビックリ!!した記憶があるよ。
『北参道鳥居』はすごく大きい鳥居で
存在感抜群だけど
残念ながら諏訪大社上社の本宮の長い歴史の中では
表参道ではないんだよね。
観光地としてのメインゲートにはなっているかもしれないけど。
◆表参道は東南の方角に

古~い文献に
諏訪大社上社の現人神である大祝が
『本宮二之鳥居』から入ったという記載があるんだって。
大祝については、
前にちょっとだけ説明した記事があるから読んでみてね。

二の鳥居で数字上は2番目だけど
格式は最上位だという話も。
さらに、諏訪といえば
日本三大奇祭のひとつに数えられる『御柱祭』があるけど
そのときに御柱が進入するのも『本宮二之鳥居』からなの。
ということで
諏訪大社上社・本宮の表参道は
南参道
ということらしいよ
ちなみに
『本宮二之鳥居』は別名”南鳥居”って呼ばれているんだけど
建っている場所は東の方角というややこしさ。
◆お参りするという気持ちが大切◆
ということで
”南鳥居”を目指して東の方向へと歩を進めていったの。
諏訪大社さん的には
どちらからお参りしても良いみたい。
大切なのはお参りするという神聖な気持ちがあることみたい。
でも、
やっぱり表参道からお参りしたい!
気持ち的に。

車で東京方面から本宮へ向かう行き方については下の記事を参考にしてみてね。
次回は、
南鳥居をくぐって”入口御門”という門についてお話するね。

じゃ、
またね
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